「今日はちょっとすごい事をしよう」
おじさんは、そう言いながら私の身体に絵の具を塗り始めました。
いつもの散歩は深夜なので、朝から出掛けると聞いて昼間にそれをするんだと思っていたのです。
その推察は、まるで期待と興奮と僅かな恐怖を綯交ぜにしたシチューのように、私の裡面に隠れているいやらしい部分でコトコトと弱火で煮込まれていました。
「すごい事って何するんですか?」
私の問い掛けに、おじさんは薄く微笑みながらも作業の手を止めませんでした。
どうやら内容は教えてくれないらしい。ずるいです。そんなに焦らされたら我慢できなくなっちゃうじゃないですか。
そうして塗られたボディペイントは競泳水着でした。
薄い灰色と更に薄い灰色のツートンカラーが、青いラインで区分けされたシャープでシンプルなデザインです。
乳首とお股の割れ目部分は目立つように態と塗りを薄くしてるんですって。うぅ、私は乳首が隠れてるから余計に恥ずかしい。
この格好で散歩するのでしょうか?昼間だからあまり人の多い所には行けないですよね…。どこに行くんでしょう?水着のボディペイントだから海?プール?
どうしよう、ワクワクとドキドキが止まりません。これが所謂ワクテカというやつなんですね!わかります!
あっ…、おつゆが……。
さすがにこの格好のままの移動は、おじさんが社会的な意味で危険が危ないという事でチュニックを着せられました。ちょっと残念です。
でもこのチュニックかわいいですね、淡いグリーンで胸元の編み込みリボンが素敵です。え?貰っちゃっていいんですか?わぁ、ありがとうございます。
移動はおじさんの車で、都心部へ向かっています。
人が多い場所に行くのでしょうか?でもそれだと見つかって危なくないのかな?
どうやら目的地はイベント会場のようです。コスプレもOKなんですって。
………え?…あの、え?だ、大丈夫なんですか?「見つかるかも」というより「見せる」ような感じがするんですが…。
あ、やっぱりそうなんですか…。でも、本当に大丈夫なんでしょうか?見つかり次第に追い出されて通報されそうな気がするんですが。
え?仲間で囲んで撮影する時だけ脱ぐんですか?
「ずっと裸でいるつもりだったんだ?まったくとんでもない変態さんだね?」
あぅっ、柔和な笑顔で優しく言葉責めを繰り出してくるなんて、おじさんは本当にずるいですぅ。
そっ、そうそうお仲間さんってもしかして…。ああ、やっぱりこの前のおじさんのお友達の方ですね。
皆さん優しくて、とてもえっちな方々でしたので大好きです。えへへ。
撮影というのは、私がコスプレイヤーで皆さんに写真を撮ってもらうこと?この、裸にボディペイント姿を?人がたくさんいる野外の会場で?
…うわぁ、想像したらすごく興奮してきました。おつゆも…、その、ごめんなさいタオルありますか?シートが…。ううぅ、恥ずかしいぃ。
「あのぅ、終わったらお友達の皆さんにも…」
私の浅ましいご褒美のおねだりを、おじさんは見透かしたようにクスクスと笑いながら首肯してくれました。
今日はたくさんの人達に裸を見られて身も心もじっくりと焦がして、おじさんとお友達の皆さんにたくさん出し入れして貰えるんだ。
そしてたくさん飲ませて貰えるんだ。あぁ、どうしよう。私、おかしくなっちゃう。
でもイベント会場でやるのなら、キャラクターの衣装をボディペイントして欲しかったなぁ。うふふ。